2021-08-02

SAPPORO-BASE CLOTHING STORE | 販売店情報 vol.9

不定期に更新しております、RESOLUTE販売店のご紹介。
今回紹介するお店は、アメリカ西海岸から買い付けしたアイテムと、それに相性の良い日本国内のブランドをセレクトした「SAPPORO-BASE CLOTHING STORE」。
北海道で唯一のRESOLUTE販売店です。

オーナーの藤田氏は元医療関係のサラリーマンという異色の経歴の持ち主。
高校時代にアメリカにハマり、その延長線でアメカジアイテムと古着を買い漁ったそうです。
30歳のときに脱サラ。とは言え、直ぐ店を構えたわけではなく、札幌の有名古着店のバイヤーが幼馴染だったことからアメリカ買い付けに同行するように。
アメリカで買い付けたものをネット通販やワゴン車の荷台に詰めて売り歩いていたんだとか。

「はじめは店舗は持たずネット通販がスタートでした。注目して欲しい層が集まる飲食店などにネット通販の広告を入れたポケットティッシュを大量に作って置かせてもらったんです。札幌にまだリーバイスの直営店があった頃で、向かい側の人気ラーメン屋さんのカウンターにもどっかり置いてもらいました（笑）。
テーブルに配置できるポケットティッシュだとお願いした店舗にも断わられることが少なかったです。服飾系の専門学校や大学の前で自らティッシュ配りもしてました」と藤田氏。

「そんなことを1年程やっていると、次第に店舗があれば実際にモノを見たいというお客様の声が多くなったんです。実店舗のスタートは2009年、札幌市内のNORBESAという商業施設のテナントからでした。30坪ほどの店には古着8割、新品2割で、当時はまだRESOLUTEを扱えずにいました。」

「アメリカでの安定した買い付けが難しくなった古着のリーバイスに置き換わるデニムブランドを検討するなか、RESOLUTEに出会いました。
デニムを基本とする店づくりにRESOLUTEのクォリティはもちろんのことですが、ブランドコンセプトに共感する部分が大きく、これは良いなぁとなったんです。現在取り扱っている他のブランドも、ほぼ同じ流れで古着から置き換えて違和感のないものですね。
ところが、当時の札幌には既にRESOLUTEを売っているショップがありまして。そのショップから近いという理由でペンディングだったんです。札幌と言っても商業地区は狭いですから。それでも、折を見てはRESOLUTEの東京事務所へ挨拶をしてました（笑）。
最初の取引申請から1年以上が過ぎた頃、既存のショップは711しか扱ってなかったので、711以外の品番ならいいでしょうということで、RESOLUTEを扱うことになったんです。それから程なく711もやっていいですってことになって」

2014年に、商業施設のNORBESAから近隣の路面店（南2条西8丁目）に移転。
狭小規模ながら、馴染みのあるスタンダードなアメカジアイテムが並べられ、入口脇にはコカ・コーラの自動販売機を設置、そこにはアメリカ西海岸の空気が漂っています。

代表的なアメリカンブランドは、VANS、RAINBOW SANDALS、SIERRA DESIGNS、HEALTHKNIT、BEN DAVIS、COOKMAN など。それらに加えて、STANDARD CALIFORNIA、THE ENDLESS SUMMER といったカリフォルニアナイズされた日本ブランドにも注力しています。

RESOLUTEは4品番すべてを揃え、店頭在庫も充実。
店頭販売は勿論のこと、通販でも年間を通して売れる人気ブランドなんだそうです。

また、藤田氏の商品説明にも定評があり、販売イベントでは、試着したお客様が納得してサイズを選ぶシーンが印象的でした。アメカジ好き、古着好き以上に“モノづくり”の仕組みや背景により興味が湧いてしまうようです。
「サラリーマン時代の思考回路が抜けないだけかもしれませんね」と笑いながら話してくれました。